とザル雑記

とザルの雑記です。面白そうなこと思いついたらゆるゆる更新するよー!

<えーだば>にハマって…

どーも、とザルです♪

 

最近の僕は、狂ったように「ある人のコラム記事」を読んでいます。本当に、生きるために必要なことと、珍しくやっている短期バイトの時間以外のほぼすべての時間を費やしてしまっていて、これでいいのかなとも思うわけですが…。

 

その最近の僕の関心ごとが、首藤剛志さんの<シナリオえーだば創作術 だれでもできる脚本家>である。これが非常に面白いのだ。こうやって文体が少し影響されてしまうくらいにはこればかりを読んでいるのである。せっかくなので、このまま続けたい。

 

 

このコラムに出会ったのは別に最近というわけではない。2年前くらいである。ちょうどポケモンGOが配信されたころ。そのころ、僕は受験生であった。ポケモンGOなどにうつつを抜かしている場合ではない、とインストールをしなかった。単にスマホのスペックが低く、インストールできなかったのもある。しかし、ポケモンGOの配信を機にポケモンへの関心が少し戻っていたのは違いない。ちょうどサンムーンの発売前であり、新ポケモンの発表がされてきていた時期であった。受験勉強の疲れもあってか、再び興味を持ち、そして「ぽけりん」というまとめに出会った。そこにある新ポケやガセポケの情報に心を弾ませていた。

そんな折に見つけた記事がアニメポケモンの最終回についての記事であった。もちろん、終わるというわけでなく、昔の打ち切り用の構想である。僕は都市伝説の類が嫌いだったため、少し怪訝な顔でその記事を読んだ。すると、そこに貼ってあったリンクは実際にポケモンの脚本家さんのエッセイだという。俄然興味がわいた。実際に作っていた人が考えたものであるなら読んでみたいものだ。

そのエッセイというのが首藤さんの<えーだば>である。首藤さんは初代のポケットモンスターのシリーズ構成を務めていた方だった。そして、<えーだば>にはポケモンの創作に関するさまざまな裏側が載っていたのだった。主に無印の話で完全に世代な訳ではないのだが、ポケモンサンデーなどで見ているエピソードも少なくなかった。

 

僕はバックヤードを見たくない人間だった。夢の国として提供されるものはその状態でのみ享受したいと考えるタイプだ。だから、それを潰しにかかる都市伝説の類が嫌いだった。しかし、高校生あたりで少し、何かを制作することに興味を持ったのである。そうすると自分が作ることと重ね、制作の裏側を知りたい、という気持ちが強くなっていった。そういったタイミングでの出会いだったし、何しろ本人によるものだったので喜んで読むことにした。このコラムに出会う前と後でかなりメタに対する考え方が変わったと思う。但し、ディズニーランドに関しては、今でも絶対にバックヤードを見たくないと思っている。

 

話を戻そう。首藤さんのエッセイで首藤さんはポケモンに込めた想いを語っていた。何故このようなストーリーになったのか、テーマになったのか。このシーンにどんな意図があったのか、どのようにストーリーを畳もうと思っていたか。それが非常に面白かったのである。当時見ていた時にこれらの意図は感じていなかった。でも、どこかで受け取っていたのかもしれない。そう考えるとすごいなと思った。そもそも、「子供向けアニメというものは大人が真剣になって作ったもの」という頭が抜けていたので、その時点で凄いなと思った。何が子供向けだ、と思った。ミュウツーの逆襲についてのコラムは特に印象深く、実際に映画・我ココにありを見たりまでした。ちょうど今年リメイクを行うみたいだし、興味があればここだけでも読んでいただきたい。ちなみに僕の感想としては作品そのものよりもとにかくコラムが面白いというものだ。コラムの方が直接的だからかもしれない…。ある映画について、製作者視点でここまで見るのも中々ないと思うので、おすすめな文章だ。

 

首藤さんのコラムを読んだこととミミッキュというキャラクターが現れたことで僕はポケモン好きに復活した。とはいっても、頻繁にぽけりんを見るようになったくらいだが…。受験期の娯楽の8割はぽけりんで、塾から帰った後1時間とか余裕で見ていたのでそれが良かったかどうかは分からない…。ただ、子供向けだと言われ、周りの視線をきっかけに距離を置いていたものに再び会えたのはよかったことだと思っている。首藤さんの描きたかった最終回のテーマとは真逆な行動だが…。

 

話が脱線した。ということで、当時、非常に感動したコラムであった。しかし、当時は曲がりなりにも受験生であったし、全てを読んでいる時間がない(というか、ポケモン以外に興味もない)状況だったので、ポケモン以外に関する150近いコラムは読んでいなかった。

 

それから、話は現在になる。2週間くらい前に何を思ったか、急に読みたくなり、読みだした次第である。多分、友人と食事をしているときにチラリとえーだばの話を出したからだったと記憶している。久しく読んでいなかったが、いつでも話題にできるほど頭に残っていた。

別に脚本家になりたいわけではない。動画制作を趣味としている関係で脚本を書くことが必要になったケースもあるが、人間観察が下手であると自負しているので脚本を書くことに苦手意識すらある。それでも、ある人の創作日記として本当に面白いのである。読めば読むほど首藤剛志という人のことが好きになっていく。ある種、首藤さんを主人公にした物語であり、自伝としても面白い。ある種自己紹介というか、自己紹介ってこれだけ大量の文章を書いてやっと完成するのかもしれない…。その上、見たこともないミンキーモモやゴーショーグンを見たくなるほど、その拘りなどについて熱く語っている。そして、その見たこともないアニメの裏話ですら面白いのである、深く考えられていることを知る面白さというか…。これがプロの書く文章なんだなと。全てを惹きつけ、虜にする魅力がそこにはある。

そして、何かを作りたくなる文章なのだ、基本的に創作の裏話、苦労話で、作ることの大変さを描いているのだが、首藤さんの一生をかけた青春小説のようにも読めるのだ。つくることのキラキラ、楽しさが詰まっている文章だ。だから、今も何かを作りたくなっている…。そろそろ何かを作らなきゃと思う。何かを伝えたいと思う。

 

そろそろ、このブログにもコンテンツやイベントに関する記事を載せたいなと。そのためにどうしても1つプレゼンを完成させたいと思う。「組み立てること」というタイトルのものだ。1年くらいずっと構想だけ練っていて作っていない僕の自己紹介だ。そろそろ形にしても良い頃合いだと思う。そして、そこから今考えてるコンテンツについて触れ始めたいなと…。

 

ということで、まとめると、<えーだば>面白いよ、ハマってるよって話でした。そんだけですね、色々あっちこっち飛びましたが…。まだ100くらいしか読んでなくて、半分くらいしか読めてないので僕もまだまだ読んでいきます!こんな駄文より絶対面白いので読んでみてください!

 

とザルでした~♪