とザル雑記

とザルの雑記です。面白そうなこと思いついたらゆるゆる更新するよー!

プーさんを見ながら…

どーも、とザルです♪

 

プーさんを見ています、でも日付が変わってしまいそうなので先に少しだけ書こうかなと…。

 

そう、少し英語に触れる機会でも作ってみようかななんて思って、だったら大好きなディズニーだろと、DVDを借りました。小さい頃はよく見てたけど、もう10年や15年も前の話です。大して覚えちゃいません。

 

そして、今日はプーさんを見ているんですが、これがとても面白いんです。本当に。

 

もちろん、プーと仲間たちという愛すべきキャラクターたちがとっても可愛くて、とっても癒されるのは言わずもがなです。もう、これだけでとろけるような幸せを感じられるんですけど、今回面白いと思ったのはメタな視点の話で…。

 

そう、本の中の話なんですよ、この話は。だから、OPは実写のクリストファーロビンの部屋なんです。その部屋から本にフォーカスが当たる。そうすると、本がパラパラとめくれて言って話が進んでいきます。

このお話にはナレーションが付いていて、その<地の文>とプーが会話をしたりもします。プーは隣のページに行くとき、少し飛び跳ねたりもします。叫んだ言葉が本の文章に付け足されたりもします。プーが穴に詰まったときはおしりが28ページ、頭が30ページなんていう話が出てきて、オウルの話の長さは20ページくらい費やしたことで知らせるんです。可愛いながらも何とも不思議な構成の物語なんですね…。かなり挑戦的なんです。

その極めつけが<ゴーファー>の「原作には出ていないんでね」という超メタい発言。こんなセリフがプーさんにあったなんてと驚いています…。もちろん、ここでいう本は本来、ナレーションが読み上げている本のこと、つまり、文章から外れたところに存在している存在であるということなんだと思いますが、実際にディズニー映画のオリジナルキャラクターであり、原作に登場しないキャラなのです。これを彼に言わせた、しかも何度も言わせていたのが、驚きでした。このゴーファーの発言は前者の意味としては本に書いてある文の他にもそこには広い世界が広がっていることを示しているし、後者は…オトナなジョークですかね?どうせ俺には何も出来ないという諦めなようなものを漂わせてこのキャラクターを愛すべきキャラにしています。実際の意図は分からないけどプーさんの世界を深くする大切なキャラです、今回大好きになりました。

 

少し漫画チックな描き方が特徴的ですね。この独特な温かい世界観はどうやら100エーカーの森の雰囲気だけではなく、親に読み聞かせをしてもらっているような気持ち、そんなところから来ているのかもしれません。

本から想像力が膨らんで動き出すって<本の世界に入りたい>僕にとって魅力的すぎる描写なんですね。そう、これが小さい頃本を読んでいた時の感覚でした。この感覚を本を読まない人に知ってもらいたいなって思った感覚です。それがイベントを作りたい理由だったりするんですが…。実際はそんな世界観に小さい頃に幾度となく触れていたようです。覚えていないもんだなぁ。

更に、この本の感じと物語をうまく現実世界に作り出したのが<プーさんのハニーハント>で…。映画の中に入るという経験においては圧倒的にクオリティーが高いアトラクションですね。寧ろ、僕なんか映画本編よりアトラクションの方が触れる回数が多くなっていますが…。

映画のシーンを切り貼りしているのに一貫性のあるストーリー、大きな本という建物の形、ハニーポットから見える圧倒的に温かい100エーカーの森、はちみつの匂い。映画を見て、改めてアトラクションの完成度の高さに気づきました。原作の変わった物語の捉え方があるからこそ、ここまで物語に入り込めるアトラクションになっているんだろうな…。

プーさんというコンテンツ、癒しとキャラのイメージしかありませんでしたが、挑戦的な演出方法でとても面白かったです。そして、何かここに、新しい物語体験を生み出すヒントが隠されているような気がしました。僕が伝えたい世界観にかなり近いものを感じたのです…。少なくとも、今後の僕が作るイベントに何らかの影響を与えそうです…。

 

そんな小難しく考えなくても、<くまのプーさん>は最高の癒しです。プーさんを見て少し笑えば、明日もいい日を迎えられる、そんな気がしています。少し疲れがたまった日にはぜひプーさんを見てほしいな♪

 

とザルでした~♪