とザル雑記

とザルの雑記です。面白そうなこと思いついたらゆるゆる更新するよー!

僕の夢|後編

どーも、とザルです♪

前回のあらすじ

<物語の中に入り込む体験を作りたい!>そんな僕は中学生の時<リアル脱出ゲーム>と衝撃的な出会いをし、決心します…!<リアル脱出ゲームを僕の手で作り出すんだ…!>

 さて、そう心に決めたはいいですが、中々機会は訪れませんでした。中学生活も高校生活も部活と勉強で手いっぱいだったし、イベントの作り方なんて一切合切分かりませんでした…。心に決めたまま時間だけが経っていきました…。

 

高校も中盤になってくると、大学で学ぶ分野を決めなくてはいけなくなります。でも、前回触れた通り、僕には将来の夢などというものは存在しませんでした。そこで僕は大いに悩むこととなります。僕は何がしたいのか…?脱出ゲームに出会ってからというものイベントを作ることには興味がありましたが、それは学部で表せるところではありませんでした。何学部だとイベント作りに有利だよとかあまりないと言われるのです…。非常に困りました…。

一応、理系のクラスにいたので、理系の大学をいくつか見学したのですが、その大学の中でやっとこさ興味を持ったものがありました。それがVRやARです。

そう、VRを使えば、一人称視点の映像やコンテンツを提供できるようになり、仮想現実として様々な物語を提供できるかもしれない。ARを使えば、現実世界にファンタジーなどの要素をちりばめて新しい物語体験を提供できるかもしれない…!

そう、物語体験を伝えるツールとしてARやVRが魅力的に思えたのです…!こういった経緯で僕は情報学を学びたいなと思うようになりました。

そして、僕の夢が何なのか、高校2年生の12月になってようやくお話出来るようになったのです…!その時のメモが残っています…。

今まで小学校から長きに渡り、夢なしで通してきたが、今日少し考えがまとまったので記そうと思う。

中学の頃にリアル脱出ゲームに出会い、イベント会社に興味を持っていた。大学で体験したVR/ARが妙に気になる。

このことを考察すると次のことが言えそうだ。

小さい頃から読書が好きで、物語の中に入り込みたいと考えている。

→この考えが基盤になっている。

物語に<実際に>入り込むにはいくつか方法があり、

  1. 資本を投じ、現実世界に表す<ex.ディズニーランド>
  2. 人との会話や感動体験の中に見出す<ex.リアル脱出ゲーム>
  3. ゲーム空間で主人公を操り、その気になる<ex.RPG>
  4. 自分が創作者となり物語を作り出す<ex.小説の執筆>
  5. 映像作品として作り出し、自分の体験として取り込む<ex.LEGOコマドリアニメ>
  6. 仮想現実を作り出す<ex.VR/AR>
  7. 自分でキャラを演じてみる<ex.演劇>

この中で実際に体験型と言えるのが1,2,6であり、大学で理系に進むのならば6を究めるのがいいのではないかと思案中。

 

結論|僕の現在の夢は<物語に入り込めるシステムを作り出し、物語の中を駆け巡ること!>

 高校2年生でやっとこれを自分の夢であると認めることが出来たのです…!ちなみに偏差値云々の問題や、自分の得意不得意の問題で、情報系の学部にいますが、VR/ARには全く触れておりません…。残念、予想は外れたね…。

そもそも、現在VRはまだ1人のものなんですよね…。そこが僕にあまり合いませんでした。コミュニケーションがない1人用コンテンツが単純に苦手だったので…。誰もいなきゃつまらないじゃないですか…?

 

ということで、大学に入り、やっぱりやらなくてはいけないなと思ったのが<リアル脱出ゲームを僕の手で作り出すんだ…!>ということでした。この頃にはもう謎解きブームが来てしまい、どこもかしこもこの手のイベントでいっぱいでした。その中に紛れ込むのは少し癪でしたが、それでも一度も作らないわけにはいきません…!僕が思う物語体験を提供してやる…!そう思って、最初はイベント制作サークルでも作ろうかなと思っていました。一人では出来ないことが分かっていましたし、誰か仲間を探そうと…!しかし、元来輪を広げていくことが苦手な僕には少し難題でした…。

そんな時に大学祭の実行委員会へのお誘いが入り、イベントの練習に!なんて関わったらあれよあれよとコアメンバーとして残ることに…。そして、決めたのです!僕はここで僕なりのリアル脱出ゲームを作るんだと…!幸い、誰も見向きもしない弱小スタンプラリー企画が転がっていました。毎年やってるけど毎年代わり映えがしない、そんな企画です。これはいい材料だな…!また、誰も見向きもせず4年間ほぼ放置され続けたマスコットキャラクターなんてのもいる。こいつもいい材料だぜ…!

そんな感じで、委員会内のあまり日の目を浴びることのなかったものたちに目を向けて僕なりの脱出ゲームを作りました!子供向け企画だったものを子供と大人でコース分けし、ターゲットを増やし、子供でも楽しめるように謎よりもアクション重視、コミュニケーション重視の物語体験を作り出しました…。結局大半の部分を自分一人でひねり出したので、物語のクオリティーなど不満な点も多いですが、自分の作りたいものを自分の作りたいようにかなり自由に作らせていただきました。まぁ、出来がいかがなものだったかは僕には判断が出来かねますが、そうしてリアル脱出ゲーム型の物語体験の作成を経験できたのです…♪

また、大学生になってからは幾分か自由が利くようになり、リアル脱出ゲーム自体にも多く参加できるようになりました。様々なタイプのゲームで遊んで、様々な物語を体験する。更に、上記の自作脱出ゲームのために分析も重ねました。そして、物語への没入の仕方について考察をしました。参加者として特によかったのがボランティアスタッフとして運営側で本物のリアル脱出ゲームに関われたことですね…。この体験がめちゃくちゃ楽しかったんです!お客さんと一緒に物語を作り出していく感覚なんですよね…。このときの楽しさもまた物語体験を考えるうえでとても大切な要素になった…。

 

さて、実際にリアル脱出ゲームにたくさん触れて、それらしきものを創作してみて、感じたものは何だったのか…?コレだ!と思ったのは正しかったのか…?

まず、参加する側でも、制作する側でも、この物語体験の共有は本当に楽しいです!とにかく本当に自分たちが主役になれる!ゲームとして必要な感情の動きも全てデザインされてる!コレだったんです!やりたかったことは!本当に楽しいんです!マジで…!

でも…

そう思う一方で思ったのが、まだここじゃないなということでした。

リアル脱出ゲームは物語体験を提供するメディアの中では最強クラスだし、本当に楽しいコンテンツなのである。しかもその上ビジネスとしても成り立っている超優良コンテンツなのである。

だけれども、だけれども…。

僕があの頃小説で感じた主人公の体験にはまだまだ遠いのです…。

まだまだあの魅力を伝えきるには物語への没入感が足りないんです…。

これでは、まだ、

<本を読まない人たちを物語の中に連れていきたい!そしたら本の魅力に気づいてくれるはずだ…!>

そう思ったときの、僕が本を読まない人たちに伝えたいと思った感情を全て伝えられないんです…!

 

 僕にとって本こそが究極の物語体験でした。物語を体験するうえで小説ほど優れたメディアはない。そのうえで、それを出来る限り再現し、実世界で究極の物語体験をさせるのが僕の夢なのです!

 

リアル脱出ゲームは優れているが、まだ究極ではない。

だから、まだ超えられる余地があるはずだ…!

リアル脱出ゲームとは違う視点から物語体験を探れば、まだ見つかるはずなのだ…!

そう、信じたい、僕は僕が小説を通して感じた楽しみを皆さんに、本を読まない人に伝えたいから…!

だから僕はイベントを作ろうと思いました。自分なりの物語体験を考えるために…。

__________

 

僕には夢があります。

 

それは、物語の世界に入り込めるようなイベント/メディアを創造することです。

 

僕は本が好きです。小説は究極の物語体験です。でも、本が苦手な人がいます。

 

そんな人たちに究極の物語体験を知って欲しいのです、本の楽しさを伝えたいのです。

 

だから、僕は現実世界で究極の物語体験を出来るようにするんです。

 

だから、僕はイベントを作ります。それを探し当てたいから…。

 

夢見がちだっていいでしょ、だってこれが夢なのだから…。

 

 

 

とザルでした~♪