とザル雑記

とザルの雑記です。面白そうなこと思いついたらゆるゆる更新するよー!

僕の好きな卒業ソング

今週のお題「卒業」

 

どーも、とザルです。今日は軽めなのを1本。せっかくお題が表示される機能があるので、お題について書いてみたいと思います。

 

ということで、僕の好きな「卒業ソング」!!

…今年、卒業あまり関係ないのでね、仕方がないね…。

 

いくら卒業が関係ないとはいえ、この時期になると無性に聞きたくなってくるのが卒業ソングです。やっぱりあの切ない感じが堪らないんだわ…ということで、実際に聞きながら特に好きな3曲ご紹介したいと思います!

 

 

 

 

チャットモンチー「サラバ青春」

 もう、文句なしで今一番僕の心に響く卒業ソングですね。特にカップリングベストの2枚目「横顔<Acoustic Version>」に入ってる<Acoustic Version>が堪らないんですよね…。教室のチャイムから入る時点でもうエモですよね…。ピアノアレンジだから学校間が増すんです、だから雰囲気が更に一段上がります。

 

ここから僕の感想書きますよ、一解釈なので悪しからず。

 

この曲の良さはとにかくワードセンスの良さです、とんでもない感性をしていますよね、チャットモンチーは…。

「サラバ青春」ってワード自体もかなり強く、それだけでもエモなんですが、「地球の自転の理由」、「パブロフの犬」なんてワードをぶっこんでくるあたりが凄い。その2つが教室の風景を何倍にも鮮明にしてくれるんです。気づいたら卒業式前の放課後の教室に連れてかれている、そして、目の前でエモすぎるやりとりが成されている。自分の卒業に重ねつつも、この8Kかと思うほど鮮やかな歌詞のビジョンをぶつけてくるので心がどうにかなっちゃいそうですね。五感全部に訴えかけてくるんですよ、この教室の様子が。「汗のにおい/ロングトーンのラッパの音/ピンク色の風/夕焼け色/坂下食堂」1つずつ挙げてもこれだけあって、もっともっと、これでもかと教室のノスタルジーをぶつけてきて完全に卒業式の頭にしてしまうんですよね。鮮明なんですよ。

 

そこにハッとするような言葉をぶつけてくる。それはお前、本当に大人になっていいのって言ってるようで…。

いつだって過去には勝てやしない

あの頃が大好きで思い出し笑いも大好きで

大人になればお酒もぐいぐい飲めちゃうけれど

もう空は飛べなくなっちゃうの?

何でもない毎日が本当は

記念日だったって今頃気づいたんだ 今頃気づいたんだ

とんでもないですよね…?卒業で今自分が感じているエモにチャットモンチーが作り出したエモを上乗せしたうえでこれをぶっこんでくるんですよ?殺しに来てるんじゃないかって程です…。

「あの頃が大好きで」の今をいつまでも大切にできないけど、そんな今でさえ、あの頃になってしまうっていうループの矛盾、それに気づきながら今回も大切にしきれなかったのかという後悔も、「大人になれば」の<お酒>と<空を飛べるという無垢さゆえの自由>との対比から大人になりたいケドこのままでいたいという願望も、「何でもない」のもっと大切にできたのに、もっと、もっと…っていう後悔も、絶対にゼロということはないんです。言われなきゃ目を伏せて通れるけど、言われると目を向けなくちゃいけなくなる、そして目を向けると、とにかく今が愛おしくなってしまうんです。もう終わりなんて言わないで、まだまだこの状態でいさせてって思う。この日々が大好きで大好きでしょうがなかったんだって気づいてしまう…。

 

これを感情の起伏が最大限になってる人にぶつけてくるんです、もうズルいですよね。

 

そして、何と言っても「坂下食堂」ですよね。きいてる側はそんな食堂聞いたこともないんですよ。超個人的なワードじゃないですか、坂下食堂。歌の中でもよく行ったことともうすぐ潰れることしか分からない…。だけど、坂下食堂に心を震わされるんです。聞いてるうちに坂下食堂が浮かんできて、あったかいごはんと、おばちゃんの笑顔と、友達との楽しい会話と。最強にノスタルジーを与えてくれるんですよ、このワードが。坂下食堂がなくなることが象徴的に卒業を表していて、もう凄いなって思います…。

 

そして、青春という「人生で最もキラキラした時間」という意味のワードにサラバを告げる。もうキラキラに拍車を掛けられすぎて、それとの別れに気づいて、訳が分からんくらいに感情が溢れますね。

 

とりあえず、普段一言「エモい」で片づけるものを言葉にしてみましたが、やっぱりこの曲は「エモの極み」すぎますね…。

 

チャットモンチー完結の曲がこの曲で、大号泣で会場全体で歌ったってエピソードも素敵だし、もう号泣するのは必然ですよね…。

 

去年の11月、サークルの一大イベントが終わって自分たちの代が終わった時に、誰もいない教室でこの曲を聞きながら、感情のぶつけどころが分からずに机に八つ当たりしてたのはヒミツです。もうあの時は荒れましたね…。大成功で終わっていたので、達成感もあったんですが、何しろ、その直前期の楽しさが半端なかったので、その喪失感というか、もうこの日々は終わってしまったんだって思ったらもうどうにもならなくなってしまって…。大好きな時間が終わってしまうって辛い…。そんな時に、このもやもやした気持ちを言葉にして音にして表してくれたのがこの曲でした。サラバ青春だったんです、アノ時。生まれて初めて、あぁ、青春だなって思いながら、子供のようにイヤイヤしてました。この曲が僕の心の叫びにならない叫びを引き出してくれたというか、聞いてエモが大変になったけど、少し落ち着くことが出来たんですね。それほどまでに僕の中の卒業を象徴する曲だと思います。僕はあの時が大学の1度目の卒業だって思ってます。きっとあれ以上卒業で荒れることは大学生活ではもうない気がする…。卒業が響くって、それまで一生懸命やってきた証拠だと思うんです、だからあれだけ一生懸命やれてよかったなって今は思います。あれれぇ、おかしいぞぉー?いつの間にやら自分語りになっている…。

 

BUMP OF CHICKEN「友達の唄」

 友達に焦点を当てた名曲です。中学校の部活が終わる時、いちばん響いたのがこの曲でした。(僕は卒業自体より部活終了の方が心に来るタイプの人間だったので…)

 

やっぱり卒業の時に一番心に来るのが、今まで仲良くしていた友達と離れ離れになってしまうこと。今まで毎日一緒に楽しいことしてたのに、なかなか会えなくなってしまうんだということにかなり切なさを覚えたことです。そんな友情に焦点を当てた曲。

 

ここから僕の感想書きますよ、一解釈なので悪しからず。

 

まず、Aメロ頭の「雨」とサビの「泣いていても」っていうつながりも非常にステキなんですね。このせつなさがこの曲に引き込む引き金になってる気がします。そして、

 

この曲はとにかく友情の描き方がうまいんです。

 

雨の日に一緒に濡れたことは忘れちゃうかな?お別れしても覚えていられれば友達かな?

この曲の僕は友達であるってことに全然自信がないんです。実際そんなもんですよね、確認しあうわけでもないし、たまたまいつも一緒にいただけじゃないかって不安になっちゃう。

そんな中で出てくる言葉が「また会おう」じゃなくて「覚えていてね」なんですよ。「寂しいね」じゃなくて「覚えていてね」。この記憶に焦点を当てている感じがステキです。この主人公、これからの関係にはあまり興味がない…それよりこの「輝いてた日々」が「輝いてた日々」として残っていることに執着しているんですよね。

「自分の弱さを知っている僕だから、自分は辛くて逃げそうかも、そんな時でも君の記憶では笑っててくれよ」と、とにかく「輝いてた日々」として見る。「輝いてた日々」の一要素として自分がいることを望む。君は僕にとって大切な存在だったんだよと言いながら、そこから離れることにあまりためらいがない。この友情に不安を持っているけど、完全に相手を信じ切っている感じがいいですね。

 この「最高の形のエピローグ迎えたから、もうこの物語はおしまい、しっかり心にしまっておくよ」という少しドライな感じ、堪らないですね。好きです。

この友情の描き方、流れからの大サビがかなり秀悦ですよね、

信じたままで 会えないままで どんどん僕は大人になる

それでも君と 笑っているよ ずっと友達でしょう

もうなかなか会わないんです、実際。この曲をよく聞いてた中学の頃の友達とはほとんど会っていません。でも、大人になっても、同窓会で久しぶりに会うと、みんな変わっているけどすぐにあの頃に戻る。愛しい時間に戻る、不思議なものです…。

結局、会わなくなると、時間は止まるじゃないですか、未来がなくなると言ってもいいかもしれません。だから、久々に会うと、「輝いてた日々」の延長線上にある虚像で遊ぶことになる。最近は、古い友達と遊ぶときに少しそれを感じて寂しくなったりもします、結局、過去で遊んでるだけでしかないんだなって。そんな切なさも内包してるような、希望があるように見えて、ないような「大人になる」という締め方が大好きです。

 

あの頃の仲間と、今じゃなくてあの日の続きをすぐに描けるのは「友達」になれていたってことなんでしょうかね…。

 

そういうことであってほしいな…。

 

EXILE「道」

定番ですね、定番だけど、大好きな曲です。EXILEの中だと一番好きな曲かも。この「通学路」を映し出していく歌詞がいいですよね、温かさがよく伝わってきます。今でも聞くと、中学の時とかの楽しい下校中の通学路が心に浮かんできます。懐かしいな…。「動くな時間」、この言葉を歌詞の中で叫ぶわけですが、実際に叫ぶように強く歌うところが大好きです。凄くシンプルだし、これ以上ないくらい直球な「ありふれた」言葉を並べて卒業を歌ってるんですが、そのド直球がド直球に響くんですよね…。この普遍的な卒業だからこそ自分の景色を重ねやすく、いつ聞いても懐かしく心に響いてくるんでしょうね…。

中学校の時、一個上の学年が卒業式で歌っていてとても羨ましかったです。ちなみに僕らはゆずの「友~旅立ちの時~」でした。ゆず大好きですけども、正直「道」が歌いたかった感はあります…。

 

 

ほかにもGReeeeNの「ありがとうなんて言わなくても全部わかってるんだ feat.JIN」とか、いきものがかりの「なくもんか」とか、大好きな卒業ソングはたくさんあります。卒業ソングは名曲だらけなので、是非色々聞いて感傷に浸ってみてくださいね。

 

あら、結局かなりの文字数書いちゃった。短い文章はやはり苦手なのかもしれません…。ってことで、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

とザルでした♪