リアル・チュートリアルあるある
どーも、とザルです♪
最初に白状します…。
タイトルが書きたかっただけです…。
大丈夫、内容も書く書く…。
最近、新しいバイトをはじめて、仕事の仕方を色々教えてもらうんです。こうすればいいよ、ここはこうだよ…。一方、サークルでは、下の代に向け、こちらが色々と教えなければいけない…。こうしたら？ここはこの方がよくね…？
そうやって教える/教わるということを繰り返していくうちに、僕は<あぁ、チュートリアルが上手くできるようになりたいな>と思うわけです…。
そう、ある程度の教える/教わるに関して、誰もが伝わりやすさを意識しないんです…。だから、教わる側になれば、伝えられる情報量の少なさに戸惑い、伝える側になると、相手の出来なさに困惑をする…。そう、もっと、ゲームのチュートリアルだと思って接さなくてはいけないんじゃないか…？
ゲームのチュートリアルは、ゲーム全体の中でも作るのが難しいと言われている箇所です。なぜなら、ユーザは何も知らずにその世界へ投げ込まれるから…。そこで、段階的に相手に出来ることを提示しながら、だんだん実践に慣れさせ、遊べるようにしなければならない。伝わりきらなければ、ユーザの出来ることが減り、ゲームの魅力が削がれ、退屈すぎては、ゲームの楽しい部分に入る前にリタイアされてしまいます。そこで、いい塩梅に教え、楽しませるのがチュートリアルの仕事。その設計は何よりも神経を使うところです。勝手知ったる製作者にとって、チュートリアルで伝えることは分かりきったことなので、分からないところが分からないのです…。そんな難しいチュートリアルだからこそ、これを上手くゲームに組み込んでいると、賞賛の嵐が巻き起こるのです。
僕は、去年、ある参加型謎解きゲームを作成していました。その時に困ったのが、このチュートリアルの部分でした。如何にこのゲームを知らない参加者にゲームの内容を伝えるか、かなり四苦八苦した覚えがあります。そして気づいたことがあります。それが、ゲームは非常にユーザを大切にし、ユーザに分かりやすくルールを伝えることが何よりの生命線になるということ…。
そんなゲームを踏まえてみると…サークルの引継ぎも、バイトへの教育も、はたまた学生への授業も、ユーザ＝教わる側への配慮が足りないんじゃないかと思うんです。
サークルの新歓が企画出来ないのは、何をやっていたのか、前年度のノウハウが伝わっていないせいかもしれません。まず、責任者を決めるんだということが分かれば、責任者を決めれて、お互いが見ないフリをして誰も新歓に手を付けないという状況を避けられるでしょう。
バイトで仕事が遅いと言われる原因は、単純に知識が少なく、判断が下せない障害に当たっていたせいかもしれません。与える知識量が少なければ少ないほど、戸惑う場面が増え、効率は落ちていくことでしょう。
そして、授業が分からない原因は、そのひどく纏まりのないスライドのせいかもしれません。重要な場所がどこなのかが伝わるようになれば、そこから一気に理解が進むでしょう。
だから皆、もう少し、教わる側を大切にしても良いんじゃないでしょうか？
伝えることは思いやりです。相手のことを思って、どれだけ自分が伝える情報をまとめあげるかです。昔から言われているのは、短い手紙を書くには時間がかかるということ。
結局、あるものを伝えようとするときに教える側と教わる側の労力の総和は変わりません。教える側が時間を掛けて分かりやすく伝える資料を作れば、教わる側は簡単に理解が出来ます。一方、教える側が何もしないで伝えようとすると、教わる側が理解をするためにかなり頑張らなくちゃいけません…。
どちらが頑張るかということです。そして、教える側＝与える側は、相手を思いやる気持ちが少しでもあるなら、相手の負担が少なくなるようにするべきではないでしょうか？何も分からない人に大きな負担をかけないようにしたいじゃないですか…？
一部、僕のユーザビリティの先生の教えてくれたことが混ざりましたが、そういうことです。別に皆がみんなそうすべきと言いたいわけではないです。もちろん、教わる側の努力も大切だし、分かりやすくするには時間という大きなコストがかかります。例えば、このブログだって、毎日書くことを重視して、自分しか分からなくてもいいやという文章を多量に生み出している…。もちろん、TPOは大切な要素です…。
でも、少なくとも、誰か相手のいること、誰かのために行うことに関しては、<あぁ、チュートリアルが上手くできるようになりたいな>という気持ちをもって臨んでいきたいなと僕は思ったのです…。それは<周りの人を大切にしていきたいな>と似たような感情だと思います。そして、<自分のことを理解してもらいたいな>と強く関わる感情だとも思います…。
以上、自戒の念を込めて…。
とザルでした～♪
