moonに魅せられて…
カクンテ!とザルです♪
ここ数日PSゲーム<moon>についての記事が多くなっていたので、纏めます。
moonとは?
1997年にPS向けに発売されたラブデリックという会社のゲームです。キャッチコピーは<もう、勇者しない。>
このゲームの魅力は、独特な世界観とアクの強いキャラクター、街歩きがメインのゲームシステムにあります。
勇者が悪者として描かれ、勇者の殺したアニマルの死体が転がる世界というなかなか風刺の効いた世界。そこに暮らす、一見してこの人好き!とはなりづらいけど、憎めない様々なキャラクター。そのキャラたちが酒場でクダを巻いたり、少し毒づいてみたりと人間味たっぷりに暮らしている…。そんな世界を隅々まで気ままに歩き回って、ラブを集めて成長していく、そんなゲームです。
イメージとしては<皮肉と謎解きでいっぱいなどうぶつの森>って感じなゲームだと思っていただければ…。
moonを楽しむリンク集
先にリンクを置くのもどうかと思ったけど、是非触れてほしいので…!
インタビュー記事
折角この記事を読んでくれているなら、コレだけは読んで欲しいというインタビューです。ネタバレはないです。このゲームを作った人たちの熱量が眩しくて、とても元気になる記事です。是非一読を…!
攻略サイト
moonのイベントはどれも難しいです…。何故なら隠しイベントのみで形成されているみたいなゲームだから…!詰まったときのお供にお勧めします!このサイトはヒントまでしか書いてないので、安心して見れます!
これまで書いたレビュー
出会い編
僕とmoonの出会いについて書かれています。ゲーム本編に触れるまでの経緯ですね。上記のインタビュー記事などに触れてます。熱めな文章です。
冒険のはじまり編
主にオープニングについて熱く語ってます。始まりからレインボーロックまでです。ネタバレは軽く注意…。
広い世界編
家が変わってからのイベントについてザッと(結構雑に)振り返ってます。ネタバレは軽く注意…。
冒険のおわり編
このゲームのエンディングについて僕なりの解釈をしています。ネタバレでしかありません。注意…!
さて、ここからは、上で上手くまとまりきらなかったところをランキング形式でまとめてみようと思います。
moon勝手にランキング♪
好きなアニマルBEST3
主にキャッチの面白さ、自力で謎が解けたかで判断します!(ネタバレ要素は白字で伏せます…)
- イースーチー
- 千匹ミミズ
- ガジロー
1位はイースーチー。椅子っぽいアニマルです。
このキャラのとにかく座られたいキャラ。魂の登場のための方法が独特で、なるほどと合点がいき、大好きでしたね。操作しない、放置すると主人公が座り込んでしまうという仕様を逆に利用するという逆転の発想と座られたいというキャラの個性がマッチしてて本当に大好きでした。
2位は千匹ミミズ。これは上の記事でも少し触れましたね。
最初は追いかけっこで捕まえに行ってましたが、全然つかまえられなくって…。絶妙に捕まえられそうなんですよ、急げば…。だから何度もやってしまった…。恥ずかし岩を使うと気づいたとき本当に感動しました。一度使ったアイテムを全く別のところで使用するということが謎解き好きな僕には魅力的でしたね。
3位はガジロー。きれい好きなキャラです。
図鑑を見た瞬間に気づきました。あ、コレはそういうことだろうなと。だからこそ、ウィスパーのイベントが終わるまでキャッチできないのが辛かったです…早くキャッチさせろと…。解き方はかなりネタです。そのネタを心の底から気に入りました。清潔好きなこのキャラで<トイレで手を洗え>を訴えてくるとは…。そもそも部屋に入るまでまさかあそこがトイレだとは思わんし…でもトイレだと気づいたらもうそれしかねぇなってなるし…。ゲーム内でも清潔に過ごすことを決めさせたキャラです(笑)
好きなキャラBEST3
続いてキャラクターですね。皆さん一癖も二癖もあってとてもよきでした。(軽くネタバレ含みます)
- イビリー
- フレッド
- 鳥男
1位のイビリーはもう人間味の塊ですよね…。普段はきっかり仕事をしていて厳格まじめ。それでいて相棒のフレッドの体調をいつも気遣っている。で、そんな出来た人に見えるけど、週に1回、酒場でぼやく。その時はもう全てやんなっちゃったと言わんばかりにだらけてて。その上、日曜日には離婚により離れ離れになった子供を思いながら必死に飛行機を作るという健気さ。この必死に生きている感じが堪らなく好きでした。
2位のフレッドはその相方。いつも眠そうにしている…。この人の熱量が僕は大好きです。フレッドは歌ってるんだろなとずっと思ってはいましたが、いざライブに出くわすとその熱さが凄くって…。そして普段はこそこそと隠れて趣味をしているのに、このときばかりは潔く挨拶してくる感じがたまらなく好きでした。
3位の鳥男は、名前がないそうで…。鳥の色で賭けをしている人ですね。ギターをかき鳴らす姿がカッコイイです。単純にこういうキャラが好きなんですよね…。特に大学の時の少し深いこと言っちゃうこの人が大好きでした。
その他、一言言いたいこと
結局、どういうところに魅力があったのか、箇条書きにしてしまえ♪
- KERA-MA-GOが名曲すぎる!
- 何も考えず釣りをするのが楽しすぎる!暇になったらとりま釣り!
- カクンテ!
- ペロゴンイベントや風車庵イベントのドキドキ感が堪らん!
- カクンテ人とのコミュニケーションが取れた時の嬉しさよ!
- タオ可愛い、おばあちゃんが癒し。
- 大学イベントがなかなか深くて面白い!
- 時間の流れがゆっくりでよい!けど、時々邪魔…。
- オープニングが良すぎる!没・入・感☆
- そして、言わずともエンディングの良さよね…。
僕が思うラブとは?
<それもラブ、これもラブ、そして動物たちの魂からラブです>
女王さまから何度も言われたこの言葉。このゲームのキーワードとなるのがラブでした。でも、ラブって何なのでしょうか?
単純に考えれば<思いやり>などと言い換えることが出来るような気がします。誰かに寄り添うことで与え、貰えるもの。誰かのことを大切に思うことで生まれるもの。このゲームでラブが貰えるのはそういった行動に対してでした。でも、このゲームのすべてを見返すと、どうもそれだけのことではないと思います。大切に思えば、思うほど、最後の選択で誤った判断を下してしまうのです。つまり、<誰かを大切にすること>だけで止まってしまうのは、このゲームの言うラブではないのです。では、何がラブなのか?僕が思うに<誰にとって>というのが大切なのではないかと…。<自分本位の思いやり>ではなく、如何に<相手本位の思いやり>を与えられるか、それこそがラブなのではないかと…。自分のために相手を思いやる瞬間がいくらでも来ます。ゲームの中でもラブが欲しいがために行ってきた善行があるはずで…果たしてその行為はラブが貰えなくても行えたのか…?それを突き付けてきたのがこのゲームなのではないでしょうか…?でも、そのラブって難しいんですよね…結局、相手本位と判断するのは自分本位な自分の頭なのだから…。それでも誰かにラブを与えたいし、誰かからラブを貰いたいんです…。
これが少なくともこのゲームをやりながら考えたラブのことです。現実世界のラブはもっと複雑でしょう。愛とは何かなんて、僕には絶対に答えが出せません。きっと誰にも出せない…。だから、様々な作品が生まれるんだろうな…なんて…。
フクロウ先生、これが僕なりの答えですが、いかがでしょうか…?
ということで、moonについての記事はこれで本当に終わりです。面白いゲームで遊ぶ機会を提供してくれたタワーくんに改めて感謝です!
カクンテ!とザルでした~♪